ひかりとかぜのとおりみち

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展示の様子

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ギャラリーサイトにて、写真展「音のない言葉」の様子をご紹介いただいています。ありがとうございます。
http://artgallery-m84.com/?p=167

やや薄暗い雰囲気に写っているのは、このようにしないと、作品がきちんと見える形には撮れないからです。
ご来場いただいた方はお分かりと思いますが、実際の会場は目映いばかりの照明に照らされ、壁も床も天井も、真っ白に輝いています。その中に、現実と非現実のあわいを縫うような色彩と陰影の作品が並べられています。
ギャラリーの中央に立つと、浮かび上がるような、包み込まれるような、独特の感覚を味わえると思います。


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肉眼で見た感覚としては、こんな感じでしょうか。
通常、写真展では、部屋全体は薄暗くして、作品にスポットライトを当てるスタイルが多いです。なので、今回の展示は、かなり珍しい部類の展示の仕方だと思います。
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by on-dori | 2013-07-31 20:50 | E-M5 + M.ZD17mm f1.8

カタログ的、量子的

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先週の日曜日のことになりますが、国立新美術館で「アンドレアス・グルスキー展」を見ました。現代における最先端、最高峰とみなされるドイツ人写真家の作品展です。

会場を訪れる前は、大きな期待はしていませんでした。プリントが億単位で取引されると聞いて、話題先行型の、メディアが作り上げた偶像なのかとも疑っていました。あるいは「グローバル経済」という名のクライアントが自らの宣伝のために雇った究極の広告写真家なのではないか、とも。
「(同じドイツ人写真家である)ヴォルフガング・ティルマンスの方が、僕は好きだな」
などと、子供っぽい感想を前もって抱いたりもしていました。
実際には、まったく違いました。
パーフェクトな眼と手と頭脳の働きによって創り出された、至高の世界がそこには存在しました。
あくまで僕の個人的な感覚に依りますが、以下のような感想を持ちました。列挙します。

・コンセプト先行の臭みをまったく感じない。巨大で、圧倒的な存在感を放つ作品群だが、そのような展示につきものの押し付けがましさは、皆無。まるで意識の内奥に耳を澄ますような静けさに満ちている。
・彼にとって、コンセプトとは、アート界の厳しい北風を遮るために羽織った「上着」のようなものではないか。僕には、彼が、秀徹した美意識をすべての基盤とする作家に思える。加えて、生真面目な諧謔性。美意識重視という点ではティルマンスとの共通性を強く感じる。ただし、ティルマンスのような血の匂いや、エロスの表出は無し。
・写真は自由だ、と言っている。
・カタログ的。量子的。日本における写真は、一枚一枚の写真同士の関係性及び作品全体として、何らかの物語(すなわち、情緒)を不可欠とみなす傾向があるが、そうした感覚をブルドーザー的に押し潰す物量と密度とを備えている。「カタログ的」とは、日本のポートフォリオレビューでは悪い評価として使われる用語だが、今回のグルスキー展を見たあとでは、物語性に頼った作品構成のあり方が、やけに古臭いものに思えてくる。
・新しい時代の写真を撮らなくては。この写真展を見てしまったからには。しかし、グルスキーも、ティルマンスも、その背中は余りにも遠い。そして、彼らの背中を追い掛けたところで、何の意味もないのだ。


アンドレアス・グルスキー展
http://gursky.jp
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by on-dori | 2013-07-29 21:17 | E-M5 + SIGMA60mmF2.8

二つのブログ

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写真展「音のない言葉」について書いてくださったブログ記事を二つ、ご紹介します。


Mark Yuさんのブログ「taipeimonochrome」では、前回の個展「Life is beautiful ー光の森ー」での展示作品と今回の作品を対比させながら、作風の変化とそこに籠められた作者の意図を丁寧に解きほぐし、解説いただいています。深く感謝申し上げます。
http://blog.taipeimonochrome.com/archives/1651


樋口清之くんのブログ「fire-mouth factory2」では、一番身近な写真家である僕の背中を見据えながら、自分自身の作品世界を切り開こうと苦闘する彼の率直な思いが綴られています。ありがとう。共に、がんばろう。
http://firemouth2.exblog.jp/18200497/
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by on-dori | 2013-07-28 22:27 | E-M5 + M.ZD17mm f1.8

昨日はありがとうございました。

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昨日は写真展「音のない言葉」初めての週末。
おかげさまで、大勢の皆さまにご来場いただきました。
また、芳名帳にも、多くの皆さまのお名前が残されていました。
お忙しい中、猛暑の中、本当にありがとうございます。
ギャラリー内に居るとまったくわからないのですが、昨日の午後など、いらっしゃるお客さまの額からは大粒の汗が・・・。大雨も降り、大変な一日でしたね。

一度お会いして、写真を見ていただきたいと思っていた或る方が、いらしてくださいました。
「厳しい」とも「鋭い」とも違う、極めて根源的な感想をいただきました。
おそらく、ほかのどなたからも聞くことができないであろう言葉でした。
大切にしたいと思います。
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by on-dori | 2013-07-28 12:23 | E-M5 + M.ZD17mm f1.8

明日は

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明日は丸一日、在廊します。
10:30のオープンから、18:30のクローズまで、みっちり居座る予定です。
あ、もしかしたら、昼ご飯を買いに出掛けている時間帯があるかもしれませんが、近所のコンビニですので、すぐに戻ってきます。
明日の東京は雨模様みたいですね。
僕は昔から「名うての雨男」ですので、気にしません(笑)

それでは、会場でお待ちしております。
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by on-dori | 2013-07-26 19:48 | E-M5 + M.ZD17mm f1.8

静かに

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今回の写真展「音のない言葉」は、初めての個展「Beyond」をより純化した形で再提示したもの、と書けば、ずっと僕の写真を見続けてくださった方には伝わるでしょうか?
もちろん、表現の形や、そこにある精神は、過ぎた年月の分、変化しています。僕自身が変化した形の相似形として。
「Beyond」では、ある写真家の方が、「宇宙の中にいる感じ」という感想をくださいました。
そして、今回、多くの方が同じ感想を述べてくださいます。
自分の外側にある大きな宇宙。自分の内側にあるささやかな宇宙。その二つがまったく同じものだということは、「現実的に」考えれば、すぐさま腑に落ちると思います。

今日、書店で「芸術新潮」の8月号を読みました。
スペインの画家アントニオ・ロペスさんへのインタビューが、本当に良かった。
マーク・ロスコは現実を描いているのだということ、リアリズムとは何か、芸術に完成はあり得るのか、そして、忍耐の力と共に可能性の限界まで表現し続けるのが唯一の道だと、静かに淡々と語っています。
大切なことは、静かに語らなくてはならないのです。いや、語らなくても、よいのか。
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by on-dori | 2013-07-25 21:47 | E-M5 + M.ZD17mm f1.8

秋田から、やって来た。

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秋田県湯沢市在住の写真家・デザイナー佐藤忠明さんが、ブログで写真展「音のない言葉」のことを紹介してくださいました。ありがとうございます。
http://satotadaaki.com/?p=4895

で、その話題は早々に切り上げまして。
写真は、佐藤さんから送っていただいた小冊子「世界ノカケラ VOL.1」です。
「世界ノカケラ」は、佐藤さんと、同じく写真の田村寛維さん、絵の中野修一さんの三人で、毎年開催している展覧会のタイトルです。今年で5回目。そして、今年は初めての企画として、それぞれの作品を持ち寄った冊子を作ったというわけなのです。
三人の個性が喧嘩せず、けれども馴れ合わず、とてもよい塩梅で混ざり合っています。印刷が大変だったろうなと想像させる、豊かで重心の低いトーンの作品が並びます。
「続けることは大事だし、難しい」とは、よく言われることですが、その言葉は、実際に続けた人間だけが口にできるものです。
「2014年6月発行予定」と記された「VOL.2」を、今から楽しみにしています。
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by on-dori | 2013-07-24 21:18 | E-M5 + M.ZD17mm f1.8

北からのエール

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北海道の東川町を拠点に活躍されている写真家・飯塚達央さんが、ブログで写真展「音のない言葉」のことを紹介してくださいました。ありがとうございます。
http://photoseason.blog25.fc2.com/blog-entry-2085.html

写真雑誌にたびたび作品が掲載され、エプソン・プリンタの広告にも登場した飯塚さんのことは、ご存じの方も多いと思います。
旭川市に開設したスタジオ「フォトシーズン」には、「飯塚さんに撮って欲しい」と訪れるウェディングや親子写真のお客さまが大勢いらっしゃいます。
飾らない、真っ直ぐな人柄を慕う若手写真家も少なくありません。

しばらくお会いできていないけれど、ぜひまたお会いしたいな。
あ、それと、最後になってしまいましたが、誕生日、おめでとうございます。
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by on-dori | 2013-07-24 20:53 | E-M5 + M.ZD17mm f1.8

ふくしまのもの

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昨日のオープニングレセプションでは、ワインやチーズ、クラッカーなど定番の飲食物のほかに、何か「ふくしまのおいしいもの」を味わってもらいたいと思い、次の二つをご用意しました。

一つは、日本酒。会津のお酒は日本最強!と真面目に思っています。
銘柄は、味・ネーミングともに大好きな「風が吹く」(白井酒造店/会津美里町)。
東京駅のすぐ近くにある福島県八重洲観光交流館にて購入しました。
http://www.tif.ne.jp/jp/sp/yaesu/

もう一つは、ロムエンさんのジャム「天草蜜柑とブラックペッパー」です。
ロムエンさんは郡山市内にあるカフェですが、いつもお世話になっている福島市の珈琲楓舎さんでも購入できます。
ロムエンさんのジャムの特徴は、味はもちろん、材料の「組み合わせの妙」ですね。え、そう来るの?という。
http://rom-jen.eco.to

どちらも大好評をいただきました(来たときには既に消費された後だったという方、スミマセン!)。
昨日はいろいろ素敵な差し入れもいただきました。この場を借りまして、あらためて御礼申し上げます。
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by on-dori | 2013-07-23 21:21 | E-M5 + M.ZD17mm f1.8

初日

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写真展「音のない言葉」、昨日から始まりました。
初日から大勢のお客さまにご来場いただき、オープニングレセプションも盛況のうちに終えることができました。
こうしたレセプション、自分で開くのは初めての経験で、
「どれくらいお客さまがいらしてくださるだろうか」
「たぶん10名くらいだろうから、そのときは、いらしてくださった方々としみじみ呑むことにしよう」
と思いながら始まったのですが、確かにスタート時はそのような雰囲気だったのですが、あれよあれよという間にギャラリーいっぱいにお客さまが増えて、大変賑やかな宴となりました。
週の初めのお忙しい中をお集まりいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
さすが銀座。さすがM84。
良いスタートを切ることができました。
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by on-dori | 2013-07-23 19:41 | E-M5 + M.ZD17mm f1.8