ひかりとかぜのとおりみち

今年の秋 06

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写真家エリック・チャンは、カナダのトロント出身で、宮城県名取市で英語教師をしながら、父祖の地である香港を題材に、仙台のカロス・ギャラリーで初めての個展を開いた。
タイトルは『光と歳月』。ローライフレックスというクラシックな二眼レフカメラに白黒フィルムを詰めて、空から降ってくる光と、地面に落ちる影と、ざわざわとした都会に生きる人々の吐息を撮った。
ルーツを同じくする者として。あるいはまた、一人の異邦人として。
僕は、エリックがなぜ写真を始めたのか、なぜこれほどのめり込むようになったか、よく知らない。
でも、彼が写真を深く愛していて、すなわち自分や友人やこれから友人になっていく人たちの人生を愛していて、そのことを写真を通して真っ直ぐに表現したいと願っているのはわかる。
個展は昨日で終わってしまったけれど、きっとすぐにまた、エリックの新しい世界が見られるだろう。
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by on-dori | 2012-11-05 20:58 | DP2 Merrill