江口敬写真展 "風渡ル組曲"

江口敬写真展 "風渡ル組曲"
2012年2月1日(水)〜 13日(月)/13:00~20:00/火曜休み
『珈琲 楓舎』(福島市)にて
福島市郊外の森の中にたたずむ『風花画廊』。
そのギャラリースペースで営業する『珈琲 楓舎』による、第一回目の企画展です。
会期中の期間限定で、マスター齋藤哲也が展示作品からイメージしたオリジナルブレンド珈琲「ヒカリノカオリ」を提供いたします。
新作8点の展示を予定しています。
小規模な個展ではありますが、そこで描かれる花々や樹木をモチーフにした神秘的な美の世界は、ご覧いただいた方の心に深い印象を残すことと思います。
懐かしいアラジンストーブで暖まりながら、写真とコーヒーと艶やかな時間をお楽しみください。お待ちしています。
* * *
☆『珈琲 楓舎』では、珈琲はもちろん、オリジナルの焼き菓子やパンも販売しています。さらに、写真展会期中は、バレンタイン向けのチョコレート菓子もご用意しています。メッセージを添えたポストカードサイズの写真と一緒に、大切な方へのプレゼントにいかがでしょう?
☆作者の在廊予定:4日(土)と5日(日)は在廊予定です。11日(土)も居ると思います。12日(日)はわかりませぬ。
☆会場住所:〒960-2156 福島市荒井字横塚3-252
☆JR福島駅からは結構(!)距離があります。
☆公共交通機関は、福島交通路線バスが利用できます。福島駅東口発の「土湯温泉」行きに乗車し、「自治研修センター」で下車してください。乗車時間は約30分です。便数は1時間に1本弱。バス停からは10分程度歩きます。
☆自家用車の場合は、会場前に5台程度停められる駐車場があります。市内でも積雪の多い地域ですので、荒天の際は路面状況にご注意ください。なお、土日は、同じ建物内で陶芸教室を開催中のため、若干混み合うかもしれません。
☆タクシーでお越しの方は、「アンナガーデンの裏」又は「自衛隊福島駐屯地の裏」と説明すれば、多分伝わると思います。
ポストカードもあるのでR

1日からの写真展では、額装済みの作品だけでなく、ポストカードサイズのプリントも販売します。
お好みのフレームに入れて、ちょっとしたインテリア感覚で飾っていただけたらと思います。あるいは季節柄、バレンタインのプレゼントのメッセージカードとして使っていただくのもOKです。
展示作品全てとプレ公開の1枚を合わせて、全部で9種類ご用意しています。絵柄によっては余り枚数を刷っていないものもありますので、売り切れの際はご容赦ください。
ペーパーは、仏キャンソン社の「ミ・タント」を使っています。鮮やかな発色と柔らかな風合いを両立した、僕の好きな用紙です。
また、仙台のカロス・ギャラリーで昨年開催した個展『Beyond』のフォトブックも併せて販売いたします。ぜひお手にとってご覧ください。
今日の写真は、福島市内に昔から在る聖マリアンナ教会で撮影
・・・・・・
ではなくて、駅裏のイトーヨーカドーにて^^;
まもなく

写真展はいよいよ三日後の開幕となりました。
開幕前の緊張感とワクワクする気持ち、堪らないですね。
なお、今回の写真展の裏テーマは「CP+をブッ飛ばせ!」です。
・・・嘘です(笑)
でも、僕はいつも、それくらいの気概で取り組んでいるんですヨ。
興味のある方も多いと思いますので、今回活躍してくれた機材の面々を紹介します。
カメラとレンズ:リコーGXR、GR50mm、GR28mm
プリンタ:エプソンPX-5500
用紙:ハーネミューレ・フォトラグ
GXRの描写の素晴らしさに関しては、これまで当ブログでも繰り返し語ってきたところ。今回の作品、開発者の方々にもぜひ見ていただきたいな。皆さんが作ったカメラとレンズで、これだけ美しい写真が撮れるんですよ、って。
なお、RAWファイルから現像している写真もありますし、JPEGそのままの写真もあります。現像ソフトも、写真の中身によって使い分けていたり。
プリンタは、型番的には2世代前の機種になってしまいましたが、肝心のプリント品質は今でも一線級の性能を発揮します。特にマット紙へのプリントは、買い換えが必要なほど進化していないような・・・。
用紙は、マット系ファインアート紙における定番中の定番。国産品では、残念ながら、比肩できる対象なし。
これらの組み合わせで作品作りを始めてからだいぶ経ちます。
癖も掴んで、持てる性能のほぼ限界まで使い切っていると思います。
氷点下

本日の『風花画廊/珈琲 楓舎』からの眺め。
福島市内、日中も氷点下でした。
淹れていただいたグァテマラの珈琲、流麗で身体に染み渡る味と香りでした。
シロクナル

雪もドンドン降り積もってます。
明日の朝、起きるのが怖い・・・。
恐れること無し!

昨日の記事の最後に、
「フィルムっぽい」画質に高評価を与えるのはフィルム時代の写真をリアルタイムで体験してきた40代以上の世代の感覚であって、これからは、それとはまったく違う「高画質」へのチャレンジがあってもよいのではないでしょうか。
と書いて、思い出した出来事がありました。
しばらく前にある人から写真の講評を頼まれて(と言っても、ほんの立ち話程度ですが)、そのときこんな話題が出たんですね。
「シャドーを持ち上げるためにレタッチでHDR処理を掛けたら、『そういうのは見る人が見ればすぐにわかる』と言われた」
と。
確かにそうですね・・・見る人が見れば、どういうデジタル処理を施した写真なのか、大体わかってしまいます。
わかりますが・・・でも、「わかってもいいんじゃないの?何がイカンのじゃ?」と思うわけです、僕は。
フィルム時代に存在しなかったテクニックを不自然だと感じる感覚は、それ自体が不自然です。
フィルム写真であっても、例えば「露出補正」というテクニックを使っているかどうか写真を見ればわかるし、「アレ・ブレ・ボケ」の表現、あれはある意味、テクニック丸出しではないですか。
だから、恐れることなんて無し!
デジタルの時代だからこそ可能な表現にどんどんチャレンジして、自分の中に眠っているイマジネーションを解き放つべし!
人の目、機械の目

ソニーが先日、従来のRGB(赤緑青)の3原色にW(白)を加えた新たな撮像センサーの技術を発表しました。
これは、富士フイルムの「X-Trans CMOS」と並んで、面白いアプローチだと思います。
富士のセンサーは、前にもこのブログで書いたとおり、人間の目の錐体細胞(色を感じる生体組織)がランダムに配置されていることから発想された技術と思われますが(富士は「銀塩フィルムの構造から発想した」と述べていますが、本当は違うと思います)、ソニーのアイディアは、同じく人間の目の桿体細胞(色は識別できないが、暗所での明暗認識に優れる生体組織)を参考にしたものでしょう。
ですので、メーカーの発表どおり、色再現等の画質向上よりも高感度撮影に効果のある技術です。
こうして先進技術に採用されるくらいだから人間の目はどれほど素晴らしいのかと思って調べてみると、数値的な性能で言えば、実は大したことはありません。
受信可能な波長の領域は決して広くありませんし、錐体細胞のRGBの分光特性は極めて「悪い」です。それでも「良く見えている」気がするのは、脳という画像処理エンジンの能力が飛び抜けて優れているせい・・・いや、人間には人間の視覚以外の見え方がわからないのですから、「良い」「悪い」という評価自体がそもそもナンセンスなのかもしれません。
すなわち、「人間の目」と「機械の目」の見え方は、まったく異なるということです。
デジタルカメラでは、「機械の目」の見え方を「人間の目」にとって馴染みやすい形に変換する、その変換の上手下手によって、いわゆる「画質」の良し悪しが決まります。
変換した結果がどれほど数値的に正確でも、人間の目から見て「心地よい」と感じられなければ失敗なわけで、そうした官能評価の視点が今後ますます重要になってくると思われます。
さらに付け加えるなら、「フィルムっぽい」画質に高評価を与えるのはフィルム時代の写真をリアルタイムで体験してきた40代以上の世代の感覚であって、これからは、それとはまったく違う「高画質」へのチャレンジがあってもよいのではないでしょうか。
雪の上で 05

少し前にこのブログで、Scott TsumuraさんのWeb連載のことに触れたところ、思いがけずご本人からコメントをいただきました。ありがとうございます。
「ブログ友が教えてくれました」とのことで、繋いでくださった方にも御礼申し上げます。
これぞネットの面白さ、ですね。
誰が見ているかわからない緊張感、僕は嫌いではありません。
Twitterの混沌としたタイムラインも、実は結構好きだったりします。
ごった煮の世界から「シグナルをキャッチする」感覚が自分の写真観と相通じるのかも。
mixiやfacebookに余り関心が向かない理由も、もしかしたらその裏返しなのかもしれません。
* * *
『雪の上で』のシリーズは、今回でおしまいです。
雪の上で 04

今日のKFB福島放送『スーパーJチャンネル』、福島在住の方、ご覧になりました?
番組内で紹介されていたとおり、『珈琲 楓舎』では、豆の販売のほか、マスターの齋藤さんが美味しい珈琲の淹れ方をレクチャーしてくださいます。
「独学で珈琲の淹れ方を学んだ」とのナレーションがあって、僕はそのことは知らなかったのですが、「さもありなん」と思いました。
齋藤さんの珈琲に関する考え方を聞いていると、常識や約束事に縛られない部分がある。自分で考え、試行錯誤した結果として、「本当はこうではないか?」というノウハウが蓄積されているように思います。そして、出来上がった珈琲は文句なく美味しいのです。
村上春樹の『国境の南、太陽の西』という小説の中で、レストランを経営する主人公が、まったく同じ材料やレシピを用いても同じ味のカクテルは出来上がらない、それは作る人の天賦の才能によるものだと述懐する場面があります。まさに、そんな感じ。
だからねー、たとえ教えてもらっても、すっかり同じ味と香りにはならない気はしますが、でも、間違いなく今より美味しい珈琲を淹れられるようになるんじゃないかな、きっと。
番組では写真展のことは触れてもらえませんでしたが、インタビューのバックにずっと作品が映っていたので、よし^^
雪の上で 03

昨日は久しぶりに、映画館で映画を観た。
『グレン・グールド/天才ピアニストの愛と孤独』
先鋭的なバッハの演奏で有名な、希代のカナダ人ピアニストの生涯を追ったドキュメンタリー。
映画の感想と、グールドのことはひとまず措くとして、強く印象に残った場面があった。
1957年のソビエトでのコンサートの想い出を語る、ピアニストで指揮者のウラディーミル・アシュケナージ。
モスクワ音楽院の学生だった彼は、当時のソ連社会の実情を、次のように述べている(正確ではないかもしれないが、ほぼこのような字幕だった)。
「社会には活気がなく、嘘で塗り固められていた。」
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